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30歳が語学留学とワーホリ後に日本で通訳として就職するまでの話

2021年9月1日

社会人の方で語学留学やワーキングホリデーを検討しているという方は多いと思います。 そんなみなさんは、

  • 英語を話せるようになりたい
  • 学生の頃にできなかったから心残り
  • 日本人以外とコミュニケーションをとれるようになりたい

このように考えているのではないでしょうか。私もその一人でした。20代後半になってから、学生時代に踏み切れなかった海外での生活にあこがれて夢中で計画を立てたものです。

しかし同時に、留学後の就職の心配が頭から離れることはありませんでした。

さて、以前このようなツイートをしました。

渡航前にこれでもかというほどに計画を立てて臨んだ海外留学ですが、結果は前述のツイートの通り苦しみながらの内定確保となりました。

一つ言えることは、留学後の就職活動といえど日本社会から見たら「普通の転職活動」です。一般的に言われている転職の定石は守る必要がありました。

今日は、私が30歳でカナダ留学から帰国後に通訳として働き始めるまでの過程をご紹介します。

カナダ滞在中の活動

まずはじめに、私のカナダ滞在中の活動についてお話しします。

私のカナダ渡航の目的は次の2つです。

  • パイロットの免許(自家用)を取得すること
  • 英語を仕上げること

実は渡航の数年前までは本当にパイロットになりたかったのですが、様々な事情でその気持ちは薄れていきました。詳しくは以下の記事をご覧ください。

実際私がやっていることはぶっ飛んでいますし、「自分の経験とはかけ離れてるからから参考にならない」と思うかもしれませんが、実際は英語力も計画性もなく散々な状態でした。だからというわけではありませんが、参考にはなると思いますので是非最後まで目を通してみてください。

では、私の帰国後の状況について具体的に見ていきましょう。

予想外に長引いた転職活動

まず、帰国してから通訳としての内定をもらうまで6ヶ月かかりました。

一般的に、転職活動を始めてから2~3ヶ月ほどで内定が出るのが普通です。その倍の期間である、半年も転職活動に費やしてしまったのです。

前職はとあるメーカーの「生産技術」という職種でしたが、自身の適性に疑問を感じていました私は別職種への挑戦を決めました。これが転職活動が長引いた原因でもあるのですが、「惜しかった」選考もちらほらあったのは意外でしたね。

さて、前述のツイートの経緯に従って、転職活動の優先順位を以下のように決定しました。

  1. デジタルマーケティング
  2. メーカーの国際調達
  3. メーカーの通訳

それでは一つずつ見ていきましょう。

デジタルマーケティング

まず初めにとりかかったのが、デジタルマーケティング分野です。

各転職サイトから100社以上応募してGreen経由から2件、リクナビネクスト経由から2件の書類通過という結果になりました。そのうち、1次面接通過は1件と、厳しい結果になりました。当時は応募職種の実務経験もなく、実績といえばこのブログで過去に月間1万PVを達成したことぐらいでした。

ですがカナダ滞在中に一度ブログを閉鎖してしまったので、その実績の証明も難しい状況でした。転職活動前に急遽バックアップデータから復元したのを覚えています。

そんな中でも1社だけ興味をもっていただいた企業がありました。「とにかく何かやってみる」って大事だなと思いましたね。

しかしこのような厳しい結果には変わりはないため、優先順位の2番目に活動を軸を移しました。

メーカーの国際調達部署

続いて取り組んだのはメーカーの国際調達の部署です。

製造業では製品の部品を海外部品メーカーから仕入れる、なんてことが良くあります。そのメーカーと自社との間に入り、部品を安く購入するための交渉をすることが主な仕事になります。

前述した通り前職は「生産技術」でしたので、この国際調達の部署とは密接にやり取りをしていたため少しは自信がありました。

いま冷静になって考えてみれば、根拠のない自信ですね。

こちらも20社ほど応募しましたが、離職期間の長さがネックとなり、他の応募者との比較より不採用ということになりました。この情報は転職エージェントであるdodaのキャリアアドバイザーの方からの情報ですので、それなりに信憑性があると思っています。

正直に言いますと、この結果にはかなりショックを受けました。英語はカナダで泣くほど勉強をしていたので自信がありましたし、業界や業界知識もそれなりにある方だと思っていたので本当に意外な結果でした。

ですが今となってみれば、落ちるべくして落ちたのかなと納得しています。

私なりに、この職種に合格するために歩むべきだったステップを考えてみました。

  1. 前職在職中に国際調達部に異動し、実務経験を積む
  2. 留学後に現地で希望職種の仕事を得る
  3. 現地で在職中に転職活動

現地で何らかの仕事に就いているうちに転職活動としたのは、冒頭のツイートの内容が理由です。

職に就いていない状態で活動を始めると、時間の経過とともに焦りが増えていきます。そうすると冷静な判断が出来なくなってあまり志望度の高くない企業に応募してしまったり、面接で十分に言いたいことを伝えられなかったりします。

こちらが無職で焦っていることを応募先企業もわかっているので、待遇や業務内容で足元を見られるということもあるかもしれません。

一般的な転職活動の定石通り、在職中の転職活動は必須なのでしょう。

さて、第2希望も厳しい結果となったので第3希望の通訳に頭を切り替えました。

メーカーの通訳

実はこの職種、5社ほどしか応募していません。

というのも、そもそも「通訳」の求人は数が少ないから選択肢があまりなかったのです。

応募を始めてから比較的すぐに内定が出たイメージですね。

私の前職は「生産技術」という技術者でしたので、機械メーカーに応募をしました。

機械のことが分かって、英語が話せる人がほとんどいなかったのでしょう。トントン拍子で選考が進んでいきました。

しかし入社から3ヶ月が経ったいま、こんなことを考えています。

早速後悔をしています。

とは言っても、未経験故に他に選択肢がなかったこと、職がない状態で内定が出ない焦りから妥協したことを考えると文句は言えません。

在籍しながら、次の一手のために準備をすることにします。

英語が話せるということに価値はない

私は通訳採用ですが、内定をいただけた理由は機械に精通していたからです。

そもそも純粋な通訳の求人は数えるほどしかありませんし、あっても正社員ではなかったりすることがほとんどです。

さて、先日こんなツイートをしました。

AI技術の波はすぐそこにまで来ていますね。

結局、英語はコミュニケーションのツールでしかないのです。私のように機械分野専門でしたら、機械を作って売ることが主な仕事になります。その過程で海外の企業とやり取りが発生すれば必要だから英語を使うわけで、英語と日本語が話せるだけで勤まる仕事はごく少数です。

なぜなら、AIが代わりにできるほど、価値がないのですからね。

キャリアアップ/チェンジを前提にしないと留学は失敗します

ここまでの私の経験から確実に言えるのは、キャリアアップやキャリアチェンジ前提の留学をしないと失敗する、ということです。

仕事をやめて、海外に行くということはキャリアが途切れると言うことを意味します。たった1年の空白期間でもキャリアダウンになってしまうのです。

英語を学べば選択肢が広がると思っている方がいますが、それは半分正解で、半分は間違っているのではないでしょうか。

何かしらの専門スキルがある状態で、英語が話せる場合に限って道が開けるのです。

私がカナダに滞在していたころはITのスキルアップのため、アニメやCG制作のため等、最初から目的があって留学に来た人達は総じて生き生きとしていました。

彼らのようになれるよう、もう一度ご自身の留学について考えてみることをお勧めします。

  • この記事を書いた人

きゃぶ

書くことと、人の成長を見ることが好きで、ブログを運営しています。 英語、IT、WEBメディア運営に興味がある雑食動物です。 機械メーカー技術者のキャリアを捨て、昔からの夢であるパイロットを目指してカナダに渡航し、コロナで失敗。現在の本業はメーカーの通訳です。 カナダ留学で価値観が180度変わってしまったため、人生を軌道修正中。

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